「水着姿でデッキチェアに座って爽やかな風にあたりながら、東京・日比谷の交差点を見下ろしている。
ここはザ・ペニンシュラ東京の二十メートル屋内プールの外側に設けられている小さなテラス。
私は裸で新聞を読みながら、超一等地の雑踏を眺めているのである」
…という文章が「おひとりホテルの愉しみ」という本に書かれています。
わたしはこの一文に、すごくドキドキしました。
これに魅せられて都内のホテルに宿泊したり、スパを受けるようになったくらいです!
本にあった、「ザ・ペニンシュラ東京プール」は、なるほど!すごくエグゼクティブ感があります。
「ホテル」というのは”いつもの日常”を”別世界”へ変えてしまうような魔法があります。
東京は夜がとてもキレイです。まるで宝石箱をひっくり返したかのような様々な色に彩られた街。
それを感じながら、ゆったりとホテルの高層階のプールで泳ぐと、まるで”夜の街空”を悠然と飛んでいるかのような気分に浸れます。
水から出て外に行くと、しっとりとした夜風が水着の身体に心地よく、風に乗ってこのまま飛んでいきたい気持ちになります。
日比谷、有楽町、丸の内、銀座…ここは都内でも屈指のオシャレエリアです。
いつもはキチンとした服で歩きます。
でも、ホテルでは”裸”でそのエリアを感じる事ができます。
それはとても贅沢だし、特別で、開放感や自由感があります。
この感覚に浸りたいだけに、わたしは都内のホテルに泊まっています。
どんなに疲れてホテルにチェックインしても、眠ってしまいそうなほど心地よいマッサージや、TVを観て、くつろぎながらいただくルームサービスでの食事。
ホテルには夢の世界を演出してくれるものが沢山揃えられています。
それらの恩恵を受けながらぐっすりと眠ると、昨日までの疲れは消えて、新たなやる気が生まれています。
そういうマジックもホテルは叶えてくれるような気がします。