連日続いたアーユルヴェーダのパンチャカルマ(スペシャルデトックス)もいよいよ佳境。

パートナーのkuniちゃんはバスティという浣腸でパンチャカルマを締めくくります。

バスティ(浣腸)でデトックス成功のコツ

わたしはヴィレーチャナ(下剤療法)を行い、上から胃も大腸もキレイになったので、重点的に大腸をキレイにするバスティ(浣腸)はする必要がないので、今回はkuniちゃんだけ。(よかったぁ〜。お尻の穴見せなくて)

いつもと同じ鍼治療、アーユルヴェーダマッサージを午前中に行い、ランチを食べてからいよいよバスティです。

ランチは特に食事の制限がなかったので、いつも通り食べます。

写真がkuniちゃんの食べたランチです。(右側にわたしのも写っていますけど)

緑のスープかゆ

緑のスープのお粥がサーブされ。

ビュッフェで好きなだけ盛り付けます。

カレー

お魚も食べるようにドクターに言われているので、今日のランチにも蒸したお魚をいただきます。

ジュースはパパイヤジュース。お茶はハーバルティー。

最後にデザートもいただきます。

デザート

かわいいタルトと小さなバナナを食べやすく切りました。

食事を終えて、少し休憩すると15時になりました。

15時にヘルスセンターへ向かい、マッサージルームに通されます。

まずは下腹をオイルでマッサージ。

温かいハーブボールでポンポンとお腹を温めます。

その後、「右側を下にして」と言われ、横向きの姿勢に。

横になった途端、パンツを下げられ、ガラス管のようなものを差し込まれる(ガラスかどうか?は見ていないのでわからないけど)。

しばらくすると、ぬるっとした感触がお尻の中でして、オイルが流し込まれたことがわかりました。

これで施術は終了。

すぐにお部屋に戻るように言われます。

このオイルをお腹に長時間溜めておくことができれば、成功!

その理想的な時間とは3時間〜6時間。

もちろん、それ以上の時間をお腹にオイルを溜めておいても良いのですが、トイレに行けば自然に出てしまうので、それは多分、かなりの長時間爆睡していない限り不可能だと思う。

でも、大半の人が10分ともたないそうです。

…さぁ、kuniちゃんはどうかな?

ひたすら「我慢」が要求される苦行のようです(汗)。

いつも時間になったら飲むお薬は、バスティが終わるまで(便を出し終わるまで)は飲まなくてよいので、薬の時間を気にすることなく、「我慢」に集中できます。

kuniちゃんは、オイルをお尻に入れたばかりの時はとくに何の変化も起こらないので、「なんだぁ大丈夫じゃん!」と思って、呑気にわたしとお話ししていたら…。

「うおおおおぉぉぉぉぉぉ」

急にお腹が痛くなったらしく、お腹を押さえながらベッドに這い上がる。

…座っていられない〜!!!!

それを皮切りに、急激にトイレに駆け込みたくなる衝動が何度も何度も荒れ狂う波のようにやってくるようで、かなり苦しそう。

でも、せっかくお尻までセラピストさんに見せたのだから、3時間はオイルをお腹にとどめておきたいところ。

「我慢我慢我慢」

マントラのように唱える。

下痢のようなもの腹痛に負けないためには、腹痛を起こさないのがすごく大切で、ベッドに横向きで体制を丸くします。

お腹も冷やさないように丸まり、眠るようにします。

寝てしまって意識がなくなれば、お腹の痛みが消えるからです。

横になったkuniちゃんは、しばらくジッとしてトイレに行きたくなる腹痛に耐えていましたが、そのうちウトウトと眠ってゆきました。

ここで長い時間眠ることができれば、成功です!!

さ、何時間眠れるか?が大きな決め手になります。

窓の外

窓の外はとても明るく良いお天気。

だけど、kuniちゃんは、明かりのついていない暗い部屋のベッドで丸まって眠っています。

kuniちゃんの姿を見ながら、私の受けた下剤のほうがバスティよりもかなりラクだ!と思いました。

下剤は自然に出るがままに任せれば良いだけで、何の我慢も必要なかったけれど、バスティはある意味、自然に逆らって我慢しなければならないので、かなり辛い。

しみじみ、「我慢、根性、忍耐」のないわたしは、やらなくてよかったぁ〜と、ホッと胸をなでおろしました。

スヤスヤと眠るkuniちゃんを眺めながら、わたしは旅のノートを書き、白湯を飲みながらのんびり。

18時過ぎ、kuniちゃんはお昼寝から目覚め、「今何時?」と。

3時間過ぎたことを確認すると、トイレへ駆け込みました。

長かった戦いの終わりです。

kuniちゃんの達成感はすごく、嬉々としていました。

なんせ、ほとんどの人が10分ももたないのに、3時間ももたせたのですから、大成功です!!

それから1時間後、ディナーをいただきにレストランへ向かいました。

テーブルの黄色い紙には、バスティをした時用のメニューが書いてありました。

黄色い髪

いきなり、いつもの食事はお腹に負担がかかりますもんね。

食べられるのは、ベジタブルスープ。

ベジタブルスープ

そしてゆでたお野菜をサーブしていただけます。

野菜

大きなお皿いっぱいの茹で野菜で、色とりどりでキレイだし、食べ応えありそう。

そして、いつも夕食に登場する、パン代わりのような”そば粉のロッティ”。

ロッティ

これは滞在中、ほとんど毎晩のように出るのですが、すご〜く香ばしくて美味しい。

それとハーバルティー。(紅茶も選べます)

無事にパンチャカルマ(スペシャルトリートメント)を終え、あとは帰国に向かって体調を整えていくだけです。

あ〜、なんだかスッキリした〜!!