これまで色々断捨離をしてきました。
物が増えてゴチャゴチャしてくると、頭の中もなんだかゴチャゴチャになってくる。
そんなゴチャゴチャの部屋にや生活に嫌気がさして、片付けに片付けまくり、とうとう家でやっていた「マッサージセラピスト」という仕事まで捨ててしまいました。
その結果、今まで自分が考えてもいなかったような新しいお仕事が手に入りました。
とうとう仕事を断捨離することになった経緯
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わたしがこれまで断捨離して「捨てたもの」の中で、「仕事」を捨てたのが一番の大物だと思います。
そりゃ収入の道を捨てたのはすごく大きいでしょう(感慨深げ〜)。
「勇気あるね(無謀だね)」って周りの人から言われましたもん。
…まぁ、正確には捨てたかったわけではなく、捨てざるを得なかったのですけれどね(笑)
「マッサージセラピスト」のお仕事を辞めた原因は「首」です。
「あれ?寝違いかなぁ?なんだか左腕がしびれている」
ある朝起きたら、首がちぎれそうに痛かった。
数日経っても首がものすご〜く痛くて、腕のしびれが治らないので近くの病院へ行ってみると…。
「これはヘルニアかもしれないからMRIを受けたほうがいいから大きな病院へ行ってください」と。
「え〜、面倒くさい〜」と思いつつも、寝返りができないくらい痛くて、仰向けになったまま眠らなければ辛い程だったので、パートナーのkuniちゃんと東京の病院へ行きました。
「やれやれ、寝違いごときに大袈裟ね!」と、軽〜い気持ちでレントゲンやMRIなどの検査を終えてkuniちゃんと一緒に診察室に入ると…。
なぜか先生がじーっとレントゲン写真を凝視したまま動かない…。
わたしたちが椅子に座っても動かない。
あまりに沈黙が続いたので、「別に原因が見当たらないから困っているのかしら??」と思っていた矢先。
おもむろに先生が、凝視していたレントゲン写真からわたしの顔に目を移すと「これは大変なことです!」と。
「え???大変??」
パートナーのkuniちゃんとわたしはドギマギ。
そう言いながら、先生がわたしの右腕をポンと叩くとピコーンと腕が上がりました。
そして、しびれている左手をポンと叩くと…、わたしの腕はダラリとしたまま。
「ほらね。」(ほらね、と言われても何のことだかさっぱり解らん!)
そう言いながら、今度は先生が右足の裏をコチョコチョとくすぐるので「うひゃひゃひゃ」と笑ってしまい。
さらに左足の裏もコチョコチョくすぐるのでもう笑いが止まらなくて〜!!
「まだ足までは来ていないな。左手みたいに動かないのが足まで来たら手術だから。」
まるで子供の「ごっこ遊び」みたいに体のあちこちをくすぐったりして、遊んでいるようにしか見えない診察の後、思わぬ現実を突きつけられました。
「かなり重度の頸椎ヘルニアです。」
…晴天の霹靂とはこのことだと思う。
診察室を出る際に挨拶をしようと手を前に重ねたら、先生が大慌てで!
「あ、手は絶対に前にしちゃダメだよ!できるだけ後ろにして…安静にね。」って…。
挨拶も危険なのか〜?!
それじゃ手を前にしなきゃご飯も食べられないし、歯も磨けないじゃん。
お医者さんって、できない注意ばかり!!
そんな経緯があり、ずっとやってきたお仕事を辞めることにしました。
断捨離後の新しい仕事を求めて
お仕事を辞めたのがパートナーのkuniちゃんがパニックの発作で倒れて一番経済的に大変な時でした。
でも、今まで働いた事がないから何をしたら良いのかわからないよう〜!
ふたりで「どうしよう」と毎日顔を見合わせるだけで、新しい収入の口がみつかるはずも無く。
結局、「焦っても仕方が無い。ま、そのうちなんとかなるさ」と、ふたりで旅行に行った事がなかったので、思い切って沖縄に行きました。
パニックのkuniちゃんとはじめて飛行機に乗りました。
わたしは海無し県育ちなので、ほとんど生まれてはじめてくらいに青い海を見ました。
「こんな青い海を見て暮らせたらパニックもなくなりそうだね。」
kuniちゃんのそんな一言で、わたしたちは「沖縄移住」を真剣に考え始めました。
そのとき、沖縄に移住されたかたに出会い、
「ここへ来たいなら、仕事を作らないとダメだよ。自分で何かを作らないといられないよ。」と言われました。
この一言は、無職になったわたしに、これからの仕事のやり方についてヒントを貰えた気がしました。
これをきっかけに場所にこだわらず、身軽にどこででもできる仕事が欲しい!と思いました。
できればkuniちゃんみたいに、カフェでのんびりとしながらPCのキーボードを叩く仕事がしてみたいなぁと思いました。
沖縄に住むには仕事は必要ですが、ブランドバッグも必要ないし、高級外車も必要ありません。
沖縄のあとに行った宮古島では、さらに湿気と塩害がスゴくて、車以外にも家の中にある包丁など日用品も錆びるそう。
床に家具を置いてもカビるし、本を重ねておくとたちまちカビの宝庫になってしまうという話を聞いて、本当に自分に必要な最小限しか持たない(持てない)生活だなぁと思いました。
でも、「沖縄生活基準(わたしが勝手に決めた基準ですけどね)」で断捨離をすれば、本当に必要なものだけになるはず!
「いつでも沖縄で生活できるようにしておくんだぁ」と思うと、みるみるいっぱい捨てられて、断捨離がとても楽しくなりました。
お仕事を断捨離してから1年ちょっと。
今、カフェでこんなふうにMacBook airを広げながらコーヒーの時間を楽しめる自分を感じると、「よっしゃ!沖縄に一歩!」みたいな気持ちで嬉しくなります。
あ、ちなみに写真はコメダ珈琲です。
もっともっと断捨離を繰り返して、どんどん仕事も人間関係も身の回りの物も身軽にしていこうと思います。