ハワイで銀行口座を開設してきました。
お恥ずかしいのですが、外貨とか投資がどうのとか将来の貯蓄がどうの…というカッコいい目的や計画や目論みは全く無かったりします…。
じゃ、なぜハワイで銀行口座を開設したのか?
それは、毎年ハワイに行くのが夢だからです!
できればひと月くらい滞在してじっくり暮らすかのように過ごしてみたい。
正直、今回のハワイ旅行に至るには、憧れてから9年もかかっています。
パニック障害の発作持ちのパートナーのkuniちゃんと、乗り物酔いの激しいわたしのコンビなので、毎年行けるか?何度も飛行機に乗る体力や経済的体力があるのかどうかは謎です(笑)
でも、友人から「ハワイで口座が作れる」と聞いたとき、心が躍ったのです。
心が躍ったから、ただ素直に「作りたいから作ろう」と思ったのです。
そして、「口座作ったからにはハワイへ行かなくちゃ」と、自分たちを動かしてあげよう!と思ったのです。
今回、ハワイの銀行口座開設にあたりお世話になったのは「セントラルパシフィックバンク」さんです。
なぜ、数ある銀行の中でこちらを選んだのか?
それは「日本語HPがとても見やすかった!」の一言に尽きます。
自慢じゃないけれど、わたしたちは英語力が無いので、日本語サポートがしっかりお願いできるところで選びました。
セントラルパシフィックバンクの場所はワイキキのど真ん中!ハイアットリージェンシーの向かいにあります。
銀行窓口で、「日本語対応で」とお願いすると、日本語のできる女性が対応してくださいました。
開口一番「あなたがた、毎年ハワイに何回来ていますか?」という質問を浴びせられ、
パートナーのkuniちゃんが「3回です!(生まれて初めてハワイに来たけれど、これからは年に3回来るのを目標にします!の意味)」と元気よく答えていました。
「最近、多いのよね。ハワイで口座を開いて、結局休眠口座にしてしまう人。」と。
銀行口座開設にあたって、用意するものはパスポートのみです。
とても簡単に口座開設ができてしまうので、「旅行の記念に」という感じで口座を開設して利用できずに終わる人が最近増えているとのこと。
わたしたちもそうならないようにと、ハワイで銀行口座開設の基本知識と休眠口座にならないための注意点をしっかりとお聞きしました。
ハワイの銀行口座の種類
当座預金口座(Checking Account)日常使いの口座。デビットカードが発行されて、口座残高分のみカードで支払うことができます。利息はつきません。
普通預金口座(Saving Account)日本の普通預金と同じ。預金利息が少しつきます。
定期預金口座(Time Certificate of Deposit)日本の定期預金と同じ。利息が普通預金よりも多くつきます。
銀行口座の名義について
銀行口座の名義は「個人」でも「共有名義」のどちらでも選ぶ事ができます。
わたしたちは夫婦でひとつの口座を共有する「共有名義」で作りました。
銀行口座を開設しても「明細書的な紙」をいただいたのみで、日本のように通帳がありません。
口座の情報や入出金はインターネットで行うことができます。
「明細書を毎月送るにも手数料がかかる」とのことで、わたしたちはネットからみるので「発行なし」でお願いしました。
ハワイの銀行口座を休眠口座にしないための条件
これは銀行ごとに規定があります。
セントラルパシフィックバンクで開設した口座を休眠口座にしないためには、最低限度の入金&出金をする必要があります。
取引がなくてもよい期間は
- 当座預金口座(Checking Account)1年
- 普通預金口座(Saving Account)2年 常に$300以上の残高が必要
- 定期預金口座(Time Certificate of Deposit)5年
上記の期間内に一度も取引が無かった口座には確認書が郵送されるので、その書類に署名して返送。
休眠口座になると手数料がかかる上に、銀行が残高を照会できなくなってしまうらしいです。
早期解約手数料 口座開設日から6ヶ月以内に当座、普通預金を解約すると$40が残高から引かれます。
定期預金の期間前解約は違約金を伴います。
口座に対する税金について
わたしたちのように日本に住んでいてハワイに住んでいない非居住者は 「W8-BEN フォーム」が必要なんです。
W8-BEN フォームとは、「税金はハワイ以外の国で収めていますよ」という申請書です。
これは3年間有効で、3年後に再び更新が必要です。
銀行から3年ごとに新たなフォームが銀行から送られますので署名(パスポートと同じ漢字で名前を書いて)返送することが大切です。
デビットカードの発行
旅行から帰ってきて2週間ちょっとで「普通郵便」で、無事にデビットカードが届きました。
口座はひとつですが、カードはそれぞれ1枚ずつ送られてきました。
あ!デビットカードなのにデビッドと書き間違えてしまっている…(汗)
電話番号が書いてあるので、そこに電話をすると…英語ばかりでサッパリ解らず、セントラルパシフィックバンクの日本語カスタマーセンターに連絡して、カードのアクティベーション(使用開始)をしました。
ハワイの他の銀行だと、そのままアクティベートの電話をしなくても使えるところもあるそうですが、普通郵便で、もし違うお宅に配達されてしまったら…ということが無きにしも非ずなので、「安全でよかったなぁ」と思いました。
デビットカードのアクティベート数日後に、セントラルパシフィックバンクから速達が送られてきました。
中身はデビットカードの暗証番号PINでした。
デビットカードの個人の1日のカード使用限度額は、ATMで引き出すのが $1000まで。購入が$5000までです。
…まぁ基本、当座預金に入っていなければカードを使いたくても使えませんから、安心です。