「ちょっと五月病かも」なんて言っていたらエスカレートして、うつ病やパニック障害という悪循環ループに?!
この時期、早めの対策をすれば、この悪循環ループに入らないで済みます。
早めの五月病対策でうつやパニック障害にエスカレートさせない!
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五月病とは?
新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に 適応できないことに起因する精神的な症状の総称である。~Wikipedia~
五月病、うつ、パニック障害…、これらはシチュエーションやきっかけは異なるけれど、不安やストレスで心身の調和がとれなくなって出てくるのは同じです。
我が家のkuniちゃんも、最初は「五月病だな」と半分冗談で体の倦怠感の抜けなさや頭痛を笑って過ごしていました。
はじめは取り立てて何?ということもないくらいの体の不調でした。
それがやがて、数日、数ヶ月、数年…その間にどんどん症状はエスカレートして、ついには、ある日突然電車に乗れなくなってしまうのです。
パニックを再発して1年8ヶ月経ったいま、ようやく元気に飛行機に乗るまでに回復しました。
でも、この寒い時期から春の温かさに変わる季節の変わり目は、どうやら衣類だけじゃなくって、体も心も「衣替え」の時期みたいで、
ずーっとお昼過ぎまで体が動かなかったり、ひどい倦怠感に悩まされたりで不安定になります。
一度、パニックやうつを起こしてしまうと、その発作の強烈なイメージが頭にくっきりと印象として残ってしまい、
その時期が来るだけで「今年はどうかなぁ。大丈夫かなぁ」と不安に拍車をかけるように、心が動きやすくなってしまうのです。
そうなると、実際は仕事や人間関係で何のストレスもなくても、ただ「春」ということだけをきっかけに、体が動かなくなってしまったりしやすくなってしまうのです。
だから、五月病はそうなる前に「なんだか最近だるいかも。疲れているかも。」と思ったら、早めに対策が必要です。
五月病が発生するのは、大体長いお休み(ゴールデンウィーク)が終わってからが多いのです。
一時期、kuniちゃんがちょっと不安定な感じになってくると、「沖縄の青い海のパンフレットや箱根の山」のパンフレットを眺めると、フーゥと発作が出そうな心を落ち着けることができました。
「ああ、山に行きてぇぇぇ〜!海に行きてぇぇぇぇぇぇ!」と何度も絶叫するので、この1年8ヶ月は「人生でこれ以上ないっ!」っていうくらい、あちこちへ旅行に行きました。
そして、実際に、沖縄の青い海に触れに、箱根の山にと出かけて行くとそのあとの数週間は気分良く過ごせました。
だから、ゴールデンウィークや休日は五月病の対策として「自然に触れ合うような旅行」をおススメします。
そして、その自然と触れ合う効果ということで、森林浴の効果について調べてみました。
五月病に効果的な森林浴の効果
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森林浴に有効なのは「フィトンチッド」の作用があるからだと言われています。
森に入ると瑞々しいなんとも言えない香りに包まれます。
この香りの正体が「フィトンチッド」です。
森林浴を2泊3日体験すると体がどう変化するのか?という実験を都会のサラリーマンを対象に2005年に行われたそうです。
2泊3日の森林浴体験の翌日の採血・採尿で、NK細胞活性が52.6%向上したことが確認。
同時に抗がんタンパク質の濃度も上昇していることが確認された。~Wikipedia~
さらにこの実験は2006年にも継続されて行われました。
このときは2泊3日の森林滞在組と日常生活・都市部への2泊3日の旅行組と二組に分かれて調査しました。
結果、2泊3日の森林滞在で約56%のNK細胞活性が認められたのに対して、日常での複数の検査や都市部への旅行ではNK細胞活性に変化がみられませんでした。
さらに30日後森林滞在組はNK細胞活性が一定レベルで継続していることが判明。~Wikipedia~
この実験結果から、森林浴は免疫力の向上やガン細胞を防ぐNK(ナチュラルキラー)細胞を増やすことに効果がある!ということの科学的な裏付けがされたんです。
日常生活に戻っても、2泊3日の森林浴の効果が30日も続いているってすごいですよね。
他にも、枝葉のさわめきが1/fの揺らぎを持っているので気持ちが安らいだり、緊張を解きほぐしてリラックスさせてくれる効果もあります。
森林浴って、目で見て緑に癒されたり精神的に癒されるだけじゃなくって、本当に細胞レベルで変化していたんですね。
それと同じように海も「マイナスイオンの宝庫」だと言われています。
この記事を書いていたら、海や山に出かけたくなりました。
kuniちゃんが五月病になっちゃうと困るから、森林浴にでもにでかけようかなぁ。
いや、わたしが旅行に行きたいだけか…(笑)