秋らしく、美味しそうな栗を手に入れたので栗ごはんを作ってみようと思いました。
「美味しいんだけれど、栗ごはんを作るには、皮むきが結構手間がかかるし〜」というかたのために、
「簡単に皮むきができる方法」と「簡単に美味しい栗ごはんが作れるレシピ」を解りやすく写真付きで紹介します。
栗の皮むき 簡単な方法
栗の皮むきを始める2時間くらいまえにぬるま湯に浸しておきます。もしくは水に一晩浸けておいてもよいです。(すると、皮と渋皮の間に隙間ができるのです)
栗のおしり(つやがない部分)をカットします
カット後はこんな感じ。
つやのある部分は素手で皮が剥けます。
渋皮を包丁を使って剥いてゆきます。
すべて剥く事ができたら、いよいよお次は、栗ごはんの作り方です!
栗ごはん レシピ 簡単な作り方
栗ごはんの材料と分量
- お米 3合
- むいた栗 適量(20個くらい)
- 出汁用こんぶ 10㎝
- しょうゆ 大さじ1
- 酒 小さじ1
- 塩 小さじ1
ご飯を炊く1時間前くらいにお米を洗って、ザルにあげておく。
炊飯器にお米と調味料を入れてから水を3合まで入れる。
一番上に栗と出汁用こんぶを入れて炊飯器のスイッチをON!
そのまま、ご飯が炊けるのを待つだけ。
…さて、出来上がって、炊飯器を開けて、中をのぞいてみると…。
じゃ〜ん!
美味しそうに炊けました!
昆布もやわらかくなっているので、このまま小さく切って食べられます。
今回はやわらかくなった昆布は細かく刻んで、あげと一緒に、お味噌汁の具にしちゃいました。
栗ごはんを食べると、栗のほっこり感がなんだか優しくって、「ああ、秋が来たんだなぁ」という気分になりますね〜。
栗の栄養
日本の栗は縄文時代人の主食だったようです。
青森県の三内丸山遺跡から出土した栗の実のDNA分析から、縄文時代にはすでに本種が栽培されていたことがわかっているそう。
しかも、驚いたのは、栗って実はフルーツの仲間だったんですね〜。(みえない〜)
栗はナッツの一種でカロリーも高く、栄養素がぎっしりと詰まっている果物なのです。
年間平均気温10 - 14℃、最低気温氷点下20℃から下がらない場所であれば、どこでも栽培が可能。
豆類やイモ類と比較すると でんぷんの粒子がとても細かい。
熱量は果実類で1番、少量効率のよいエネルギー補給食品。
ビタミンA・B群・C、カルシウム、カリウム、鉄分などビタミン・ミネラル成分をバランスよく含んでいます。
栗のビタミンCは、デンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくく、体に摂取しやすいんですよ。
他にも、ペクチンは、整腸作用、糖尿病・高血圧予防、コレステロール値低下作用。
タンニンは老化予防、抗ガン作用、抗菌作用、抗酸化作用が期待できます。
そして、食物繊維も含まれているので、便秘解消にもいいらしいのです。
また、食物繊維は食後の血糖値の急激な上昇を防いだり、コレステロールの吸収を抑制する効果があるので、肥満防止や排便促進、ダイエットにも役立ちます。
栗の保存方法
- 生栗の保存方法…洗った 栗の水気を切り、新聞紙にくるむか、ビニール袋に入れて冷蔵庫へ。1週間保存可能。
- ゆでで皮をむいた栗の保存方法…水を張ったボウルに入れれば3日ほど保存できます。
- その他、固ゆでした栗は、皮をむき、粗熱を取ってからビニール袋に入れて冷凍すれば半年保存できます。食べるときは沸騰したお湯に入れてゆで直します。
秋にしか収穫ができない栗。
季節限定の、美味しい栗ごはんを食べて、元気になりましょうね。