最近、NHK「あさイチ」や「はなまるマーケット」にも取り上げられた「昆布水」が人気。
この「昆布水」人気に火をつけたのが、大阪天神橋の昆布問屋「天満大阪昆布」社長の喜多條清光(62)さん。
この社長、昆布水を飲んだり、昆布水をふんだんに使った料理を食べて、体重を30㎏減。
ダイエットに成功しています!
体重100キロが70キロになって、今までリバウンドなしだそうです。
その経験から昆布水のレシピ本を出版。
しかも、体重が減っただけでなく、始めて2カ月で血圧165→110とすごい効果をあげて、100→66を10年間ほぼキープしているというから健康的にも◎。
社長の喜多條清光さんは、なぜ昆布水で健康的にダイエットをすることができたのでしょう?
昆布水でダイエットできる秘密はアルギン酸
In the rapture (explored) Photo by Elizabeth Haslam
昆布水でダイエットできる秘密は、昆布に含まれていいるアルギン酸というネバネバ成分のおかげなんです。
NHK「あさイチ」では、マウスでダイエットに関するこんな実験をしていました。
マウスを、高脂肪のエサと、高脂肪のエサ+昆布を食べるふたつのグループに分けて、それぞれのマウスの38日間の体重の変化を測定。
すると、昆布を食べていたマウスは昆布無しのマウスより体重増加が1割ほど抑えられていたんです。
昆布と脂肪を一緒に食べると、腸の中で昆布のアルギン酸が脂肪分とくっつく性質があるので、便になって一緒にでていくのだそうです。
便秘解消に効果があったり、体に吸収される脂肪分が少なくなるので、ダイエットになったり。
つまり、デトックス効果が高いのです。
体の余計な脂肪を一緒に持ち去ってくれるだなんて最高〜!
また、ダイエットだけでなくアンチエイジング効果も高いそうで。
同じくNHK「あさイチ」の番組で、昆布に含まれる「フコキサンチン」をマウスの皮膚に塗り、紫外線を照射する実験で、昆布でシワの数が少なくなっていたことが確認。
フコキサンチンは紫外線によって発生するコラーゲンなどの分解酵素やコラーゲンにダメージを与える活性酸素などのパワーをリセットしてくれるんですって〜。
昔、昆布を食べると「髪がツヤツヤになる」と言われた事がありましたが、肌も体の中もキレイになりそう。
昆布水の作り方
昆布水の作り方はとっても簡単です。
出汁用の昆布10gを1~2ミリ程度の幅に細く刻んでから、水1ℓを注ぎ入れ、冷蔵庫で3時間以上置くだけ!
この方法だと、普通に出汁をとるための昆布の半分程度の量で済むので経済的です。
昆布水を使い切っても同じ昆布でもう一度水を替えて使ってもO.K。
昆布水は冷蔵庫で2週間保存可能です。
わたしも、早速作ってみました〜!
昆布水を使ったレシピと、だしがら昆布の使い方
この昆布水は、水代わりにいろんな料理に使います。
水を使用する料理であれば、どんなレシピにも対応できます。
お味噌汁やスープ、炊き込み御飯のお水として、おひたしに醤油と混ぜて和えてもいいし、出し巻き卵…。
普通にお料理にガンガン使う事ができました。
昆布水はこんな風に活用率がかなり高いのですが、問題は「だしがら昆布」のほう。
昆布のだしがらをスープや味噌汁に混ぜて使うくらいしか、自分では思いつかなかったのですが、さすが昆布界の巨匠〜!
喜多條清光さんの本には、だしがら昆布の意外な食べ方が書いてありました。
だしがら昆布+オリーブオイルをひたるぐらい加えてよく混ぜる。
これを冷蔵庫で一晩おけば、昆布のオリーブだれになるそうです。
これは油を使うさまざまな料理の油の代わりに使えるそうで、例えば、卵料理に(卵2個+昆布オリーブだれ大さじ1)とか。
チャーハンやパスタに使っても美味しいです。
このたれは、冷蔵庫で3週間程度保存が可能で、つぎ足しても使えます。
昆布のだし汁も昆布も、クセが無くて、お料理をまろやかな味ににしてくれるので、あまり考えず、かしこまらずに気楽に使えるのがいいです。
さらに、昆布水はそのまま少量の塩を溶かして飲んでも美味しいと、喜多條清光さんの本に書いてありました。