「冷え性」というのは女性特有の”体質みたいなものなのだ”と、これまでずぅ〜っと、思い込んでいました。
女性に冷え性が多い原因に、「生理による周期的なホルモンの変動やそれに伴う自律神経のバランスの乱れ」があります。
女性である以上、生理が毎月あり、それに伴ったホルモンと自律神経の変動があるのは”仕方のないもの”だし、
冷え性や更年期障害で不快なのは”仕方のないこと”と、あまり重要視もせず、改善方法も考えずに、どこかで気楽に考えていました。
でも、「冷えがあると、全身の血管はいつでも平均して縮んでいる状態」なのだそうです。
血管が縮んでいれば、当然、血行もよくはありません。
滞りがひどくなれば、内蔵機能が低下したり、体の中にどんどん毒素は溜まります。
血糖値が高いとか、高血圧だとか、熱くてのぼせるとか…、そういう症状は、本当は、それはもう病気になる一歩手前のようなもの。
それを放置しておくと、さらに深刻な病気へと発展していく可能性があるのです。
体の冷えは、ただ”体が冷えている”だけの話ではなく、その人の生き方や人生にも大きく関わってくる、病気という大きな問題を持っています。
既にわたしには高血圧と体のほてりなどの症状があり、真剣に冷え性の改善方法を考える事になりました。
それを治すような生活をしていれば、体の滞りが無くなり、それまで溜まりに溜まった毒素は体の外に出ていって、次第に健康になっていくのです。
冷え性を足下から改善する「冷えとり」ってなんでしょう?
「冷えとり」というと、単に、足が冷えているから足を温めましょうとか、お腹が痛いから冷やさないようにそこを温めましょうとか、
体の冷たいところを温めればいいんじゃないの?…と思われますが、そうではありません。
冷え性を改善する「冷えとり」は、上半身と下半身の温度差を体から少なくする事です。
「冷えは足から」とよく言われますが、本当にその通り!
体温計で熱を測ると、平熱が36.5℃が標準と言われますが、実は「冷たい」と感じている足先などは31℃以下と、かなり冷えています。
体の上半身は、内蔵が集中し、機能しているので比較的温かいのですが、体の下にいけばいくほど、冷えています。
足を動かせば良いのですが、現代ではデスクワークが多くて、なかなか足のほうの温度は上がりません。
冷え性とは、その差が大きい事で「冷たさや、あるいは上に熱がこもったように感じて、ほてったり、のぼせたり…の症状が出てくることなんです。
なので、その「差」をできるだけ少なくすることで、(つまり、体に冷えている部分を無くす事)で、体の冷えは改善されるのです。
冷え性を改善する「冷えとり」の方法は?
冷えとりの基本は半身浴と靴下の重ね履きです。
- 半身浴は、体温より少し低い37〜38℃のお湯にみぞおちから下を浸かって最低20分ほど温めます。
- 靴下の重ね履きは、ずっと半身浴で温めているわけにもいかないので、代わりに靴下で温めるために重ね履きします。
ちなみに、靴下の履き方にちょっとだけコツがありまして、一番最初に絹の5本指靴下を履きます。
絹は「毒だし」に効果的なのだそうです。
それも5本指靴下だと、毒素は特に足の指にも溜まっているので、指1本1本から毒だしができるのです。
そして、その上には綿の靴下。
絹は水分を吸収し、さらに放出する力があるのですが、綿は 水分を吸収する力は強いのですが、それを放出する力はありません。
なので、絹の5本指靴下⇒綿の5本指靴下⇒絹の靴下⇒綿の靴下…と順番に重ねて履いてゆきます。
「足が冷たい」と感じなくなるまで重ねるので、夏、最初は4枚でスタートしたわたしも、いまや6〜8枚重ねて履いています。
これを重ねれば重ねるほど一番外に履いている靴下が吸収した水分に足が遠くなるので、例えば、一番外側の靴下が排毒してぐっしょり水分で濡れてしまっていても、足はサラサラで快適ですよ♪
勿論、眠っている間も冷えとり靴下はしっかりと履いて寝ます。(夜は毒だしが活発にできるそうなのです)
寝ている間も履いているので、締め付けの無い「ゆるゆるな靴下」がおススメです。
この冷え性改善方法を実践することによって、体温が始めた当初は32.5℃だったのが、現在は36.3℃と、随分体温が上がりました!
かなり”温かい女”になれたと思います。
しかも、この間の健康診断では体重も減り、高血圧もなくなり、LDLコレステロールも前年より減ったし、かなり毒素がデトックスできたと思っています。
冷え性に真剣に向き合って、改善方法「冷えとり」に出会えてよかった〜♪と思っています。
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