我が家のパートナーのkuniちゃんは、去年の夏、真夜中に、パニック障害の発作によって救急車で病院に運ばれました。
再発です。
その夜、遅くまでPCに向かってプログラムの仕事をしていました。
「目の奥が痛くて、気持ちが悪い」と言いながら、その日、ベッドに入ったのですが…。
その真夜中、目の前がグルグルと回り始め、それが止まらなくなって、気持ちが悪くなっていてもたってもいられない感覚に陥り、
「このまま自分は倒れて死ぬのではないか?」という恐怖で心が覆われ、冷や汗でTシャツがぐっしょり。
そして、救急車を呼んだものの、なかなか受け入れてくれる病院がみつからなくて…。
救急車が走り出したのは、乗車してから20分も経った頃でした。
車中で気が遠くなりそうな意識と戦うかのように苦しそうにもがくkuniちゃんがとても辛そうでした。
どうしてこんなふうになってしまったんだろう?
こうなってしまう前に気がつことって無かったのか?…と、いろいろ頭の中に考えが巡りました。
パニック障害の症状
Light Lines Photo by BottleLeaf
パニック障害の症状はこんなふうに突然です。
発作は、満員電車や人が混雑している閉鎖的で狭い空間や、歩行中など、急激に心が何らかのきっかけで強いストレスを覚えるような事があれば、誘発されてどこでも起こりえます。
実はkuniちゃんは10年前までは電車などで起こっていたので、「家にいれば発作は無い」と思っていました。
しかし、今回は自分の家で発作が起こったのです。
だから「家で絶対発作は起きない」ということはないんだなぁ…と感じました。
でも、10年前は会社員として外で仕事をしていたのが、最近は家で仕事をするようになったので、その環境の違いで家でも発作が起こったのかもしれません。
発作の症状は、動悸、息切れ、めまい、けいれん。
冷や汗をかいたり、体が震えたり手足のしびれたり、吐き気、過呼吸などの症状が出たり。
それによって「このまま自分は倒れて死ぬのではないか?」と、急に死への恐れと不安でいっぱいになります。
ですが、実際には、このパニック障害の発作で直接、生命が危険にさらされる…ということは無いのだそうです。
発作時間は1分〜1時間くらい。
ピークを過ぎれば症状は潮が引くようにサーッとなくなり、病院で検査を受けても何も異常は見られなかったりします。
現に、kuniちゃんは点滴など処置を受けて、頭のCTと心電図、血液検査をしていただいたのですが、血液検査も脳も心電図も大きな異常は認められませんでした。
「めまい」がある場合は、一般的に頭のCTと心電図、血液検査の3点をするようです。
パニック障害 症状が悪化すると…
Day 252 of 365 - September 9th Photo by @andymatthews
パニック障害の症状、めまいなどが頻繁に起こるようになると、日常がとても不安なものに思えてきます。
「いつ発作に襲われるのだろう?」といつも考えるようになりますし、
電車や飛行機、エレベーターなど人が多くて狭い空間に押し込められているような閉塞感を感じるような場所に行かれなくなったりします。
そして、閉塞感を感じる場所だけでなく、「外に行っても迷惑をかけるのでは?」と思うと人前に出られなくなり、外出を控えるようになります。
また、ジョギングなどの激しい運動などを行うと心拍数があがり、呼吸が乱れると体が間違えて反応してしまい、それによって発作が誘発されやすくなったりもします。
悪化すると…というより、不安が募りすぎてくると、発作が慢性化しやすく、
それによって自分の人間として生きていく自信を失ったり、消極的になったり、弱いと感じてしまったり、心がやすらぐことが無くなり、うつ病になったりすることもあります。
パニック障害は症状そのものよりも、自分で自分の心をどんどん追い込んでいってしまうような心の動きが、病状悪化に拍車をかけているような気がします。
パニック障害の原因は何か?
パニック障害の原因には次のようなものがあげられます。
- ストレス
- 喫煙
- カフェインやアルコール
原因はまだ完全解明されてはいませんが、一番大きな原因は、ストレスによって脳内不安神経機構の異常によって起きるものだと考えられています。
脳にはたくさんの神経細胞があります。
その間を神経伝達の信号が行き交って、体を動かしたり、内蔵機能を動かしたりしています。
それが、不安やストレスなどで、その信号がうまく伝達されないような状態が起こり、パニック障害の発作が引き起こされていると考えられています。
そして、その神経伝達の信号の中でも、セロトニンが一番パニック障害のカギを握っているようです。
セロトニンは穏やかさや幸せや快感を伝える役割を担っていて、これが少なくなるとイライラや気分の落ち込みの原因になると言われています。
このセロトニンの量を増やし、伝達されやすい体になるために、セロトニンの信号をブロックするようなストレスを溜め込まないことが大切になってきます。
kuniちゃんは今回、10年ぶりに再発したのですが、よ〜く考えてみるとストレスを溜め込んでいる状態でした。
仕事の締め切り、PCの見過ぎによる眼精疲労、プログラムを書き続け、脳もヒートアップ。
休みもあまり取っていない状態で、そして自宅で仕事をしている収入の不安定感…などなど焦りや憤りがあった時でした。
今回のパニックの発作は今までに経験したことがないくらいひどく、4~5時間も頭がグルグルと回り続けていました。
ストレスが発作の引き金になっていることは明らかです。
他には、タバコのニコチンやコーヒーなどのカフェインやお酒などアルコールなどのような覚醒作用を持つ物質の摂りすぎは心拍数などのパニック症状を増加させる傾向にあるので、悪化につながるので控えた方がいいそうです。
それを踏まえて、kuniちゃんは、仕事の締め切りの交渉をして、しっかりと体を休める時間を取っています。
病院に通い、認知行動療法と自律訓練法を受けながら心の持ち方使い方を学び、パニック障害の治療を受けています。
穏やかさや幸せや快感を伝える「セロトニン」の95%は腸で作られるということで、野菜中心のヘルシーな食事に改善したりしています。
おかげで、発作で救急車で運ばれてから約一年。かなり良くなってきたように思います。
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