発芽玄米は玄米を水に浸して発芽させたものなので、家でも簡単に作れちゃうんです。
市販のパーッケージされた発芽玄米を購入するよりも、安く安全。
そして、簡単なので、すごくおススメです。
発芽玄米 市販のものよりも作ったほうが安全な理由
2012-06-06 germinated brown japonica rice 玄米発芽 Photo by atem_y_zeit
発芽玄米は、玄米を発芽させたものです。
…ということは、お米から”芽”が出ているんですよ。
これはこの玄米に生命力があるからこそ、水に浸けてあげると芽を出すのですが、この”芽”は1日、2日、3日…と経てば、当然、生きているのですから成長し続けます。
でも、お店にパーケージされて売られている発芽玄米って、何日も店頭に並べられていると思うのですが、”同じ状態”を保っています。
…つまり、パッケージされてから、成長していないんです。
なぜ、成長しないのか?というと、人工的に成長を止めて、保存性のために、脱水乾燥させて真空パックで包装したものだからです。
発芽玄米に、加工を加えると、それまであった”生命”が無くなり、店頭に何日置いておいても状態が変わらないんです。(家でつくる発芽玄米は、ニョキニョキと成長が止まらないです)
お米には「精米年月日」というのがあります。
それは、お米の鮮度を精米日から、自分で食べる時期を判断してください、という事なんです。
でも、市販の発芽玄米は「賞味期限」が書いてあります。
しかも、数ヶ月か1年くらい先の日にちが記載されています。
人工的に生命のループを断たれて製品化されたものは、再度生命を吹き返す事はできません。
キチンと栄養のある、自然の”生命力”をいただくなら、断然、玄米を買って発芽させたものを食べた方が、化学処理もされていないし、安全で安心だと思います。
簡単!発芽玄米の作り方
発芽玄米の作り方はとても簡単です。
- 玄米を用意します。(毎日のお米の消費量に合わせて何合でも)
- フタ付きの容器に玄米を入れ、玄米がひたひたに浸かるくらいに水をいれます。
これだけで、2〜3日でポチッと玄米から芽が出て来たら完成です。
浸した水が、だんだん白く濁ってくるのですが、まめに水を換えても、換えなくてもどちらでも大丈夫みたいです。
ちなみにわたしは、面倒くさがりやなので、冬は最初に水をいれたまま…な感じです。
夏場は蒸し暑いので、冷蔵庫で作るのが良いと思います。
発芽しすぎると、バサバサした食感になるので、早めに食べる事が大切。
作り置きができないので、フタ付きの容器を2~3個用意して、炊くたびに新しい容器で作る感じです。
容器が3つくらい並んでいるので、どれが新しくてどれが古いのかを見分けるために、容器の色を変えるか、日付を書いた紙を貼りつけたりすると解りやすいと思います。
発芽しない玄米もある?!
たまに発芽しない玄米があるようです。
発芽する、しないの分かれ目は、やはり「生命力」の差です。
玄米が発芽するためには、その玄米が生きていて、水分を与えられたら発芽できる力を保っていることが条件なんです。
農家によっては、自然乾燥でなく、乾燥機械による高温処理をしているところもあり、玄米が死んでしまうこともあるそうです。
死んだ玄米は、浸水・吸水しても発芽力がないので、発芽しないです。
生命がある玄米も高温処理などによって生命を断たれてしまった玄米も、「玄米」あるいは「白米」としての姿や形はありますから、同じ「お米」として市場に流通しています。
わたしは、同じ一食をいただくなら、生命力のある発芽する玄米を食べたいなぁ。
お米の生命力を見極めるためにも、家で発芽玄米を作って実験してみて、「あ、これは自然乾燥させたお米だ!生きているんだ!」と感じられるのもなんだか楽しい♪
食べるお米を選んでゆくのも大切なことですね。
■一緒に読みたい記事
発芽玄米と玄米の違いと効果。なぜ、わざわざ発芽させるの?