便秘で病院に行くと、便秘を解消する薬(下剤)として酸化マグネシウムを処方されます。
酸化マグネシウムは、日本では、医療機関で一番多く処方されている便秘薬なのだそうです。
その年間処方数は、ナント、薬全体でもトップ10に入るほど!
トップ10って…、そんなに多くの人が、便秘だったり、腸をキレイにする必要があるんですね〜。(ビックリ!)
便秘は、もはや、国民的病気?!
酸化マグネシウムの副作用と危険性
酸化マグネシウムは、海水から作られています。
酸化マグネシウムを飲むと、腸内の浸透圧を高め、水分が腸の壁から吸収されることを防ぎます。
それによって、腸がよく動くようになり、腹痛もなく、自然に、スムーズに排便を促してくれます。
便も水分をたっぷりと含んで、柔らかくなるので、お尻もラクです。
そして、この酸化マグネシウムは処方数トップ10入りする程、お医者様の間では、「副作用が少ない」と、信頼は厚いです。
「少ない副作用」として、2008年11月、マグネシウムの便秘薬を、長期服用していた方15名が、 便秘薬が原因の「高マグネシウム血症」を発症という事例があります。
これは、腎不全の患者さんで、マグネシウムを含む胃腸薬や便秘薬を飲んでいる人の場合、高マグネシウム血症発症することがあるようです。
そして、「便秘になって、いつも酸化マグネシウムを飲めば解消できるから」と、それを長い間繰り返すと、体が便秘薬に頼ってしまい、
食べ物を食べても、大腸が活発に運動をしなくなったり、大脳の排便反射機能が鈍くなってしまう危険性もあります。
大腸管が緩んでのびて、下垂したり、食物カスが大腸のくびれに溜まってしまったり。
腸が運動しないために、腸内通過に時間がかかってしまって、食べ物が腐敗して腐敗ガスや腐敗毒を発生したり、腸内圧が高くなって腹痛やお腹の張りの原因になったりするのです。
それによって、イライラしたり、食欲不振、嘔吐感を感じたり。
腐敗毒やガスが血液を汚してドロドロにしたり、血流が悪くなって冷え性、肩こり、頭痛、腰痛。
肌荒れや吹き出物、むくみなど美容にも悪い症状を引き起こす可能性もあるのです。
そこで、同じ市販品を購入するならば、便秘薬よりも、「ある成分が入ったミネラルウォーター」であれば、
酸化マグネシウムと同様の排便作用が期待できて、なおかつ、”お水”なので、体にとってとてもナチュラルです。
酸化マグネシウムと同じ作用のミネラルウォーター
「ある成分が入ったミネラルウォーター」とは、「マグネシウム」が多く含まれているミネラルウォーター!!なんです。
マグネシウムが多く含まれているのは、硬水のミネラルウォーターです。
「正しい水の飲み方・選び方」という本で、医学博士の藤田紘一郎氏が、「それも超硬水と呼ばれる硬度1000mg/ℓのものが特に効果的!そして、炭酸のミネラルウォーターもいいです」と言っています。
超硬水や炭酸のミネラルウォーターには、普通の水よりも、多くのマグネシウムやカルシウムが含まれているのです。
朝、起き抜けに、冷たいミネラルウォーター、コップに一杯を習慣づければ、ボンヤリとした体がシャッキリとするし、気分も引き締まります。
朝イチから、腸も活発になって、健康的。
水によって便が柔らかくなって、腸の中に溜まった老廃物も出しやすくなるし、何よりも、便秘薬をもらいに病院に行く煩わしさも無くなります。
そして、カルシウムやミネラルも豊富に含まれているので、骨も強くなるし、利尿作用、デトックス作用、代謝を上げる作用もあり、ダイエットにもいいそうです。
日本にも、超硬水と言われるミネラルウォーターがあります。
大分県の「マグナ1800」は、藤田紘一郎氏の本に、「魔法の水」と書かれていました。
ただ、こちらのミネラルウォーターは、「味は苦渋くて、鉄イオンも多いので、飲みすぎると胃炎や下痢を起こすこともある。」なのだそうで、ゆっくりと一杯からはじめてみるのがいいのだそうです。
便秘薬として酸化マグネシウムを飲むよりも、硬水のミネラルウォーターを毎朝飲んだ方が、ナチュラルだし、はるかに恩恵が多いです。
ただし、超硬水だと、人によっては下痢になってしまうかたもいるそうなので、そういうかたは、ミネラルウォーターのラベルに表示されている硬度を見て、調整することも大切です。
また、体調が悪い時&寝る前は硬水は胃腸に負担がかかるので、控えましょう。
わたしも、「詰まった時の便秘薬頼み」を卒業して、「朝一杯のお水」を習慣づけたいと思いました。