明日から、予定通り、腸内の大掃除のために断食&塩水腸内洗浄を実行してみようと思っています。
その断食を成功させるためのサポートのひとつとして、よくスピルリナという健康食品が使われるのですが、
一体、スピルリナって何だろう?その効果、効能はどんなものなのか?を、調べてみました。
スピルリナって何?
「らせん形」をした濃緑色の単細胞微細藻類。スピルリナとは、ラテン語の“ねじれた”“らせん形の”意味。
スピルリナは古来アフリカや中南米の湖に自生する熱帯性の藻類で、現地の人々の貴重な食糧源として利用されてきました。
乾燥したスピルリナは、タンパク質を約60%含み、ビタミン、ミネラル、多糖類(食物繊維)、クロロフィルなどを含みます。
中でもカロテノイド系色素のβ-カロテン、ゼアキサンチンを多く含み、その抗酸化作用が注目されている。クロレラと比較し、β-カロテン含量が多く、消化吸収性が良いのが特徴。
1967年11月には、エチオピアで開かれた国際応用微生物会議で、「スピルリナはタンパク質が豊富であり、将来の食糧源として注目されるべきである」と報告されました。
〜Wikipedia〜
スピルリナは、こんなふうに緑の錠剤です。(粉タイプもあります)
香りは海苔のような感じ。
わたしが今回チャレンジする断食&塩水腸内洗浄(ハワイアンデトックス)でも、少食、断食で有名な甲田式でも、補助食品としてスピルリナが使われています。
そして、甲田式断食法で、見事に脊髄小脳変性症を克服された森美智代さんは、1996年以来、青汁のみ(正確にはエビオスやスピレン(スピルリナ)などの サプリメントを摂取)で、生きておられるそうで。
こんなに食べ物の摂取が少なくてプラス、スピルリナ&エビオスで活動的に人生を送っていらっしゃるところをみると、スピルリナの栄養素というのも、絶大な効果なのでは?…と思えてしまうのです。
スピルリナは、1967年にフランス国立石油研究所のクレマン博士が、「人口の爆発的増加による食糧危機を救うもの」として、スピルリナに含まれる良質で吸収しやすいタンパク質に注目。
この研究結果を、メキシコで開かれた微生物会議で紹介されてから注目されました。
NASA(米国航空宇宙局)では宇宙未来食糧として研究されていて、国連でも難民の栄養補助食品として活用。
クロアチアやアフリカでの難民の食料として利用されているのだそうです。
「栄養不良の患者にスピルリナを1日数グラム90日間与えると健常者になる」との報告が、1993年にWHO(世界保健機関)からあったそうです。
スピルリナの栄養素って、「食糧危機を救えるかも!」というくらい、すごいものなんですね。
スピルリナの効能
Places To Go, Castles To Build Photo by Lotus Carroll
アルカリ性のスピルリナは、酸性に傾きがちな体を、本来の健康な状態に戻してくれます。
それによって、疲労回復、免疫力アップします。
食物繊維が豊富で、腸内環境が整います。
スピルリナにには鉄分や造血作用のある葉緑素が入っているので、貧血改善にも効果があります。
他にも、クロロフィルによる口臭予防。
スピルリナの食物繊維は、水分を吸収し膨張しますので、食前に水と一緒に摂取すると、食欲を抑え、食べ過ぎを防ぎ、ダイエットにも良さそう。
こんなふうに、栄養補給&断食中の空腹感を抑える働きをしてくれるので、多くの断食や少食の実践の際に好まれているわけですね。
あと、海藻なので、これを飲みつづけると、髪が生えてきた…なんていうのもあるようです。
スピルリナ 放射能の排出効果は本当なの?
そして、さらにスピルリナは、「体内のセシウムを排泄する効果がある」と言われています。
雑誌「AERA」が、ベラルーシの放射線医学研究所が行った試験について、
子ども100人にスピルリナを1日5g、20日間食べさせたら、尿中の放射能レベルが50%低下したことを受けて、「8割の子どもで尿中の放射能レベルが減少した」ことを報道。
そして、なぜ、スピルリナで放射能を排出できるのか?という疑問を調べてみると。
スピルリナやその他の藻草が、なぜ放射線障害を軽減するかについては、高濃度のメタロチオネインを含有するからと考えられています。
メタロチオネインは、システインを豊富に含む低分子タンパクの一種です。
メタロチオネインは重金属と結合することで便や尿中に排泄する効果が認められており、放射性物質も結合して除去してくれると考えられます。
また、γ線の害から身体を守る効果も報告されています。
神戸の内科医さんのブログ
とのこと。
いろいろ調べましたが、スピルリナの放射能に対する論文は無い…という意見も見られたので、なんともそれが本当かどうか?は判断しかねるようです。
スピルリナの副作用
スピルリナの葉緑素(クロロフィル)が分解して出来るフェオホルバルトという物質で、光過敏症の原因や、皮膚が痒かったり、デキモノができたりする場合もあるそうです。
あと、スピルリナは納豆などと同様にビタミンKを多く含んでいるので、ワルファリンを服用されている方は摂取を控えた方がよいようです。
今回の断食&塩水腸内洗浄を機に、スピルリナを購入したので、しばらく飲み続けてみようと思っています。