「結婚したら旦那さんとハネムーンでハワイに行きたい!」

でも、その旦那さんがパニック障害の症状を発症して電車にすら乗れなくなってしまったら…??

「結婚したらハネムーンでハワイに行こう!」

「ハワイに行ったらハワイアンジュエリーを記念に購入して結婚指輪にしよう」

そんなふうに二人で話し合っていました。

パニック障害でめまいと頭痛
photo credit: mandolin davis via photopin cc

でも、パートナーのkuniちゃんは、ある日、飛行機どころか電車に乗る事さえできなくなってしまいました。

電車で数駅移動することが難しい状況では、長時間の飛行機でハワイだなんて、”死にものぐるい”でないとできない事。

しかも、お仕事ができなくなってしまったので、経済的に大変でした。

そして、パニック障害の症状が出てから十数年。

普段の生活で電車には乗れるまでに回復したものの、やはり乗り物が怖くて、一度もふたりで旅行に出かけたことはありませんでした。

そして、再び、2012年の8月にパニック障害が再発。

今まで体験した事がないような激しく命が無くなるのではないかと思える程の発作で、救急車で運ばれました。

その時、「人間には寿命があるのだ。もしかしたら、明日はもうないかもしれないのだ」と初めて「生きている時間」を意識しました。

これからパートナーは、少し体調が良くなってきたあたりから「もう何も後悔したくない」と、色々な事にチャレンジしはじめました。

そして、ハネムーンの夢を叶えるためにも、積極的に飛行機に乗るようにしました。

2013年1月にはじめて飛行機で沖縄に行きました。

パニックの症状 吐き気

あ、この写真はカップルに「写真を」と言われて、kuniちゃんが写してあげている図です。

なぜかへっぴり腰。

飛行機は、たったフライト3時間でもめまいや気分の悪さ、頭痛が少し出ましたが、「乗り物を乗った先に何かワクワクしたものが待っている」と考えたら大丈夫でした。

勿論、観光してまわれる程の体力はないので、ホテルでゆっくりして穏やかに過ごします。

でも、ホテルでゆっくりと過ごす旅も、なかなかリラックスしていいなぁと感じました。

そして、4月に宮古島、11月にサイパン、2014年1月に沖縄と、何回かの体験で飛行機にも慣れて、短時間の飛行機移動なら大丈夫になってきました。

もしかしたら、この調子だったらハワイに行ける日も来るかも!

最近、そんなふうに、再び夢が頭をもたげてきました。

ハワイへの飛行時間はホノルル国際空港まで約6時間半〜7時間半。

帰りは偏西風の影響で8時間〜9時間45分。

サイパンまでの飛行時間の約2倍。

「なんかだんだん行けそうな気がしてきた。…でもちょっと遠いかなぁ〜」と言うkuniちゃん。

パニックの症状が電車で。

そのとき、kuniちゃんがやっているコーヒービジネスのほうで「一緒にサンアントニオに行かないか?」というお誘いを受けました。

サンアントニオはアメリカテキサス州にあり、飛行時間はナントビックリ!14時間!!!!

サイパンの約4倍、ハワイの約2倍弱の時間がかかってしまいます。

そんなの行くだけで気が遠くなりそうです。

でも、みんなと一緒に行ってみたい!やる気を見せたい!と、kuniちゃんは真っ青になって考え込んでしまいました。

…kuniちゃん、一体どうするのかなぁ…。

■この記事のつづきはこちら→「アルケミスト」という本を読んだら不思議なことが!

パニック障害 症状 電車すら乗れなかったのが飛行機に乗れる幸せ” に対して2件のコメントがあります。

  1. 荻野 修一 より:

    最近、再びパニック的な症状が出始めネットサーフィンしてたらたどり着きました。

    夫を想う貴方の愛情がにじみ出たブログに関心しました。

    どうぞ、このままゆっくりと見守ってください。

    頑張りたくても頑張れない苦しみは本人しか分かりません。
    何とか、薬で誤魔化しながら仕事はしていますがすっきりとはしないものですね。

    1. miya より:

      コメントありがとうございます。
      ゆっくりと人生を歩く時も頑張って歩く時も楽しみたいと思います。

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