スリランカ到着日の翌日はいよいよドクターとの初面談。
アーユルヴェーダの診察って一体どんなのだろう?
ドーシャ(体質)とか診断して教えてもらえるのかしら?
アーユルヴェーダはじめてのドクターとの面談
ドクターとの初面談は11時から。
その前に、これから一週間以上もの長い間過ごすお部屋のクロゼットにスーツケースの荷物を移し、すべての洋服をハンガーにかけた。
さすが!一ヶ月から三ヶ月もの長期滞在者がいるだけあって、ハンガーの数が普通のホテルよりもかなり多い。
右の真ん中の棚には金庫。左のハンガーの下には傘とヨガマットもふたつ常備されている。
ホテル内で催される瞑想やヨガのワークショップに宿泊者は無料で参加できる他、観光や小旅行なども企画されているので、希望すれば、それにも無料で参加できるのだ。
さらに食事は宿泊費には、空港からの送迎や3食プラスティータイムや10時のフレッシュジュースタイムにいただけるものも含まれるオールインクルーシブで。
「空港からどうやって行こうか?」とか「観光はどうしよう?」とか「食事は何を食べよう。いくらかかるのかな?」とか、そんな細々したことに一切思考を巡らさなくてもすべてが用意され、集中してアーユルヴェーダが受けられる環境になっている。
治療に集中するために、勿論、情報の断捨離も大切でお部屋にはテレビがない。
Wi-Fiはお部屋では繋がらず、「フロント前のロビーで有料でどうぞ」なのだ。
さらに、アーユルヴェーダ的には身体を冷やすのはNGなので、レストランでサーブされるジュースは常温。
冷えたミネラルウォーターではなく、お部屋のポットにある白湯をガンガン飲む。
そんなわけで、お部屋には通常あるはずの冷蔵庫もないし、クーラーもない。
ただ、どうしてもクーラーが欲しいゲストは、ちょっと高めのクーラー付きのお部屋をリザーブすることになるのだけれど、夏といえども(9月)朝晩は涼しいし、お部屋の天井についたファンだけでも心地よく過ごせたので、暑くて苦しい…ということはなかった。
むしろ、日本の沖縄の夏の方が蒸し蒸しとして、汗が出て暑いと思う。
それと比べれば、まったく快適。爽やか。
ドクターの初面談の前に、まずは朝食。
朝食と昼食はビュッフェ形式。夕食は基本、コース形式で4皿出され、サーブされたものを食べます。
週に1回か2回は夕食がビュッフェになることもありました。
パンがずらりと並ぶ。かなり種類が豊富。
しかし、パンは朝食のみに並べられるだけで、昼食、夕食には出されません。
アーユルヴェーダではあまりパンを食することを推奨していないのかも。(ドクターはわたしのお皿に、いつもまったくパンを無視してお料理を盛り付けてくれるので…)
”ビュッフェ”と言うと、好きなものをお皿に盛り付けて良さそうなものなのですが、「シロダーラ中は禁止」とか「コントロールダイエットの人は禁止」とか赤い日本語の文字で書かれている食べ物もあり。
さらに毎回ドクターがゲストのお皿に何が盛られたか?目を光らせていて、「それはちょっと取りすぎ!一つ減らして!」とか「マンゴーはダメよ。パパイヤにしなさい」と、どこからともなくすっ飛んできて、ほとんでドクターご推薦の食べ物しか食べられない感じ。
でも、これも重要な治療の一環なので、仕方ありません。
ちなみに朝はこんな感じのものを食べました。
種類も豊富で味付けも素朴で、カレーも甘いのから辛いのまでバリエーション豊富だし、なかなか美味しいんです!!
お腹を満たした後、お部屋に戻ろうとするとレセプションで「マダム!」と呼び止められ、「11時のドクターとの面談が10時に変更になりました」とのこと。
たくさんのゲストがいるのに、もう顔を覚えられちゃったの〜?!と、ビックリ!!
10時のドクターとの面談は英語で行われるのですが、英語がよくわからないわたしたちは、事前に「日本語の通訳さんをお願いします」と言っておいたので安心。
というか、このバーべリン・リーフ アーユルヴェーダリゾートはスリランカで一番最初に外国のゲスト向けにアーユルヴェーダ施設を作ったホテルで、日本人ゲストも多いホテルなので、通訳さんも常駐しているのです。(ひとりなので、お休みの日もあると思います)
診察は現在自覚ある病気や症状などを話します。
それに対する具体的な質問があり、脈診、舌を見たり、血圧を測り、ひとりひとり治療方針が決められます。
わたしは便秘と痔。首のヘルニアから来る手のしびれの治療をすることになりました。
パートナーはパニック症、緑内障で視野が狭いこと、頭痛、耳鳴り、めまいの治療。
こちらはパートナーのkuniちゃんのアポイントメントカードです。
今日、初回のアーユルヴェーダトリートメントは2:15から。
明日からはアキュパンクチャー(鍼治療)は10:45と、アーユルヴェーダトリートメントは11:30から、と毎日決まった時間に受けます。
10泊だと、出発する日まで合計4回のドクターの診察があるようです。
2日に1度と、なかなかきめ細やかです。
kuniちゃんは「現在の状況は、かなりヴァータに傾いている」と診断が下されましたが、わたしは何も言われず…。
「最終的なドーシャ(体質)の診断は、ラストコンサルテーションで診断する」とのこと。
すぐにドーシャの診断が下される場合ばかりではないようです。
「まぁ、それは最後のお楽しみ♪」にして、とりあえず、お部屋に戻って紙パンツに替えて、ドクターから手渡された布を巻きつけて、初回トリートメント。
kuniちゃん。
わたし。
こんな格好になり、ホテルのお庭を通ってヘルスセンターへ。
ヘルスセンターへ行くと、kuniちゃんには男性セラピストさんが。
わたしには女性のセラピストさんがついて、各々、トリートメントルームへ案内されました。
いよいよ待望のアーユルヴェーダ開始です。