スリランカでのアーユルヴェーダ滞在も5日目になってくると、デトックスも進み、「パンチャカルマ」言われる、スペシャルなデトックスメニューが入ってきます。
その中で、パートナーのkuniちゃんが一番最初に受けたのは「ナスヤ・カルマ」という点鼻浄化療法。
ちょっと一瞬、一般的に言われる塩水での「鼻うがいのことか?」と思いましたが、塩水ではなく、オイルを両方の鼻の穴に垂らすものでした。
鼻づまり&頭痛がスッキリ!のナスヤ・カルマ(点鼻浄化療法)
その日、kuniちゃんは、いつものように鍼治療を受けてからヘルスセンターのトリートメントルームへ向かいました。
トリートメントルームに入ると、いつものように椅子に座ってヘッドマッサージから…と思いきや、ベッドに誘導されてうつ伏せになるように指示される。
今日はヘッドマッサージはないようです。
うつ伏せに寝転んで、背中からオイルマッサージを始め、背中が終わった時点で、蒸された温かいハーバルボールをポンポンとパッティング。
いつも思うもだけど、このハーブボール、たくさんのハーブがぎっしりと詰められとても贅沢。
でも、軽くポンポンするだけで、何か効果があるのかなぁ?って、いつも疑問。
「冷えに効果的」とか「美肌にいい」とか説明では言っているけど、サラッとポンポンするだけなので、「本当に〜?!」という感じ。(でも、ま、気持ちいいのでよし!)
その後、レフト、ライトと体の両側面をマッサージ。
仰向けになって、顔をのぞいた前面をマッサージ。
そして、ラストは顔のマッサージをします。
この時も頭はマッサージなし。
顔のマッサージが終わると、仰向けのまま、左の鼻の穴にオイルを5滴たらされる。
ナスヤ・カルマ(点鼻浄化療法)だ。
すぐに「右鼻を押さえて吸って吸って!!ふふんを吸い込め〜!!」と言われるので、指で右鼻を塞いで思い切りズルズルとオイルを吸い込む。
次に、右の鼻に5滴。
「今度は左の鼻を押さえて吸い込んで!!」と言われるので、いわれるがままに吸い込む。
さらにこのあと、左の鼻、右の鼻と同じようにもう一度。
この日はいつもの湿布やハーバルバスやシャワーはなく、「部屋へ戻るように」と言われる。
部屋でこのまま20分ほど、鼻をかまずにオイルが喉に溜まるようにする。
とはいえ、座っているとオイルが鼻から出そうになるので、ちょっと気持ち悪いが、鼻をすすりつづける。
20分という時間、鼻がムズムズして喉の奥にダラリと”粘着質な何か”が垂れてくるのを我慢しつづけるのも、地味に辛い。
それでも、せっかくだから長年の鼻づまりと今、現在ある頭痛がスッキリとするなら…と思い、できるだけたくさんの老廃物を出してやろう!と、頑張る。
そして、20分後。
「やっと解放できる!」という喜びで洗面所に向かう。
喉の奥に溜まった痰のような塊を「うげ〜っ」と吐き出す。
吐き出してはうがいをし、またオイルで口の中がムニュムニュしてくるので、また吐き出し。
…そのオイルが喉に絡まる感じがなんとも気分が悪くて…。
気がついたら1時間も「うげ〜っ」と痰を吐き続けてた。
1時間もやっていると、もう涙目になっていたが、ふと、「なんか鼻と目がスッキリと気持ちいいぞ!!」と感じた。
このナスヤ・カルマをやった日は体を冷やしてはダメ、日光に当たってもダメ、アクティブに動くことも厳禁で、部屋で静かに過ごします。
この日は頭を洗ってはダメ。
シャワーを浴びたい時はナスヤ・カルマから1時間後、首から下のみシャワーを浴びる。
食事制限はほとんどありませんでした。
そして、この翌日、頭痛がキレイさっぱりなくなり、今まで不調だったお通じも堰を切ったように出て、「頭も体も心も全てが軽くなった!!」とkuniちゃんは大喜び。
ナスヤ・カルマで鼻にオイルを垂らし、口から吐く施術は、彼にはとっても効果があったようです。